転職先を見つけるための3つの方法

多くの人にとって転職は未知の世界です。

転職にはメリットもデメリットもあり、最近までデメリットの方がクローズアップされるケースの方が多く、転職についてはネガティブな反応が多かったようです。

しかし転職への見方にも変化が見られ、企業側も優秀で即戦力になる人材を中途採用で探すようになり、転職業界は大きな変化の時代になっています。

まさに転職に向いている時とも言えますが、どのように転職先を見つけることができるのでしょうか。
今回は転職先を見つけるための3つの方法をご紹介します。

■知人や友人の紹介で転職先を探す

求人の中には一般に公開されないタイプのものもあります。
特殊な技能を必要とする職種、管理職などの高収入の仕事、特別な信頼が必要な仕事などのタイプの仕事です。

このようなタイプの仕事は、友人や知人による紹介、つまり「紹介制」という形で決まる事がほとんどです。
もし友人や知人、もしくは親族にこの種の仕事に就いている方がいるのであれば、求人について聞いてみるのも良い方法です。

＜メリット＞
求人情報誌や転職ネットなどにもなっていないような高待遇で特別な仕事に出会うチャンスがあります。
とはいえ、友人や知人の職種や立場によって大きく仕事の種類が変わってきますので、良い友人がいるかいないかが重要になります。

＜デメリット＞
高待遇の仕事はそう簡単には見つからず、さらに仮に仕事があっても自分自身の身につけているスキルが低いうちは、高待遇の仕事があっても紹介はしてくれないでしょう。

最低でも大企業での管理職程度の経歴が無いのであれば、一生声がかからない求人です。

■求人サイトに載っている情報に応募する

最も古典的な方法になりますが、次の方法は求人情報誌や求人サイトなどを調べて自分の希望に合っている企業に応募するというものです。

新入社員として職探しをした時と全く同じ方法になりますが、年々求人サイトが充実してきているので希望しているような企業の求人に出会えるチャンスもあるかもしれません。

特に「リクナビネクスト」などの大手求人サイトでは、仕事の種別によって検索をかけられるようになっており、さらに同業種の求人を比較できるようにもなっています。

＜メリット＞
求人サイトに載っている求人情報の良いところは、全国どこの情報でも載っている事と、自分の気になる求人をいつでもどれだけでも調べられるという事です。

さらに時間制限などもありませんし、誰かに求人を探しているということを知られてしまう可能性も低いため安心できます。
自分のペースで転職活動を進めて行けるのが最大のメリットとも言えるでしょう。

＜デメリット＞
特に誰かに相談する必要がないという事がメリットな反面、相談をしないということは求人に対する客観的なアドバイスを受けることができないという意味にもなります。

見つかった求人に申込むのも自分、履歴書や職務経歴書を準備するのも自分一人で行い、給与に関しても基本的に交渉することもできなくなります。

そして求人サイトの情報は最新のものもありますが、すでに求人が終了しているような仕事もまだサイトに残っている可能性が高くなっています。

そのため「ココだ！」と思い、希望を旨に連絡をしてみたら、すでに求人が終わっていたというような事はよくあります。
ですから登録をしなければ求人を見られないようなシステムを採用しているような求人サイトをなるべく利用するようにしましょう。

■転職エージェントに登録する

転職エージェントとは「インテリジェンス」「リクルートエージェンス」などの会社の事で、いわゆる転職者支援会社の事です。

転職エージェントには独自のコネクションが企業との間にあるので、無料求人サイトでは見つからないような転職情報がたくさん集まっています

＜メリット＞
転職エージェントの最大のメリットは、一般へは非公開となっているような好条件の求人があるということです。
求人の中には管理職のような仕事や、特別な技術を必要としているような専門性の高い求人も集まっています。

登録をすると、自分に対して専属のエージェントが付いてくれ、自分に合っている好条件の仕事を紹介してくれたり、履歴書や職務経歴書の書き方を指導してくれたり、多方面で転職をサポートしてくれます。

エージェントは転職成功時に報酬を貰えるような契約になっているので、転職サポートの質も高いです。

＜デメリット＞
転職エージェントは本気で転職を考えている人に対して、より多くのサポートをするという傾向があります。
ですからちょっと転職の情報を得たいと考えているだけの人には向いていない転職方法です。

特に大手の転職エージェントの場合には、転職の意思が弱い場合ほとんど仕事を紹介してくれないというケースもありますので、真剣に転職を考えている場合にのみ利用しなければならないでしょう。