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転職エージェントとコンサルタントの力でうまくいった転職

アメリカでは、ビジネスマンをサポートするキャリアコンサルタントの存在は、医師や弁護士などと同等であり、キャリアを形成する上で欠かせない存在です。日本においても優秀なキャリアをもつ人や、思い通りのキャリアを築いている人は積極的に転職エージェントやキャリアコンサルタントを利用するケースが主流になってきました。

 

世の中の変化に対応しながら最良のキャリアを築いていくために、キャリアコンサルタントを使わない手はありません。どのように付き合い、サポートを最大化すればいいのかまとめましたので参考にしてください。

転職やキャリアアップに必要なコンサルタントとの関係

 

変化の多い時代だからこそ重要となるコンサルタントの存在

 

そもそも、従来の日本ではこのキャリアコンサルタントの立場が低く、広く認知されていない状況でした。ですがいまや、質の良い転職にキャリアコンサルタントの存在は欠かせないものとなっています。

 

なぜキャリアコンサルタントという職業がアメリカでは医師や弁護士などと同等の地位が認められているのでしょうか。アメリカでは同じ会社で何十年も働くことはまずありません。多くの人は数年ごとに働く企業を変え、時には業種や職種も変えながら自らのキャリアを構築していきます。そのため、転職における専門家としてのスキルの高さは技術力として評価されるからです。

 

コンサルタントに相談することでキャリアアップが可能

 

キャリアアップの多くは、転職によって実現していきます。そして、そのキャリアアップを実現するための質の良い転職は、キャリアコンサルタントに相談することで適切に行うことができるのです。

特に転職が当たり前のアメリカでは、キャリアコンサルタントがその命運を握っていると言っても過言ではありません。キャリアコンサルタントはそれだけ信頼されており、それはもちろん、それだけの能力を持っている存在。それはいまの日本においても顕著な実績として認知されています。

 

転職エージェントやキャリアコンサルタントとの関係は転職時のみと考えている人が多いのではないでしょうか?

アメリカでは、一度お世話になったコンサルタントとは転職後も付き合いを継続することが多く、ビジネス上の悩みを抱えた時やさらなる転職時には何度でも相談をし、問題の解決へと導いてくれる役目を担います。

言い換えれば、キャリアコンサルタントはビジネスパートナーになり得るわけです。

 

これから転職のために転職エージェントやキャリアコンサルタントを利用しようと考えている人は、こうした考えの元にエージェント及びコンサルタント選びをするようにしてみましょう。選び方や相談の仕方も自分次第で価値を最大化できるのです。

 

有能なキャリアコンサルタントは相談者の気付かない部分も指摘してくれることが多々あります。転職で言えば、敢えて職種を変更することを助言してくれることもあるのです。それは当然相談者のことを考えたアドバイスであり、本当に有能なコンサルタントであれば、そのアドバイスは的確且つベストなものだと考えていいでしょう。

 

実際にキャリアコンサルタントのアドバイス通りに職種を変えたところ、見事にキャリアアップに成功したという例も山ほどあります。それは相談者が想像できていなかった未来であり、一人で考えただけでは決して生まれてこない成功であることも珍しくはありません。

 

キャリアアップに必要なのは転職であり、その転職を成功させるためには有能なキャリアコンサルタントと出会うこと。つまりは、キャリアアップに必要不可欠なのはキャリアコンサルタントの存在であるという結論に達します。すでに上で触れていることではありますが、その真意はこういうことなのです。

 

 

コンサルタントを最大限利用するためのポイント

 

キャリアアップしたいのであれば、優秀なキャリアコンサルタントを見分ける目をもつことです。キャリアコンサルタントという肩書きを持っているからと言っても、皆優秀であるとは限りません。皆転職に関するベストなアドバイスができるとは限りません。

裏を返せば、無能なキャリアコンサルタントに捕まってしまうと、キャリアアップも実現することが難しくなってしまうでしょう。

 

「この人だ」と思える有能なキャリアコンサルタントと出会ったら、その人と長い付き合いを築いていきましょう転職したら終わりではなく、その後も連絡をしっかりと取り合っていれば、何かあった時に必ず助けてくれます。それが本当に優秀なコンサルタントというものだからです。

付き合いが長くなればあらゆる相談に乗ってくれるようになり、また、自分のことも十分に理解した上でアドバイスを与えてくれるので、適切な判断の助けとなります。

 

そのためには何人ものキャリアコンサルタントに、まずは会ってみることです。何人もの異性と出会って自分に合った最良の伴侶を見つける能力が養われるのと同様で、コンサルタントも何人も会ってみないと、それを見極める能力が身につきません。

幸い転職エージェントの数は増えつつあり、キャリアコンサルタントもそれぞれ特徴と個性を持っています。ネット上の評判などもチェックしながら有能なコンサルタントと出会ってみましょう。そして、相談から始めて見極めていきましょう。

 

転職エージェントを変更することで上手くいった転職の実例

 

Mさんは、大手の転職エージェントに登録しました。単純に安心感がありましたし、取り扱っている求人の数も他よりも多かったこともあり、ベストな転職ができると考えたからです。

しかし、そのエージェントのキャリアコンサルタントに相談をしても、Mさん自身が思い描いているような企業となかなかマッチングしてもらえません。そのコンサルタントに何度相談をしても、どこか事務的で適当に作業をしているように感じ、違和感も抱いていました。

 

Mさんは転職したいという気持ちは依然持っていましたが、そんなコンサルタントとエージェントに不満を抱いていたところ、知り合いが別のエージェントを利用して転職したという話を耳にします。

その知人はMさんにこう言いました、「このエージェントはあまり大きくはないんだけど、キャリアコンサルタントがとにかく素晴らしくて、紹介してくれる求人も全部前の会社より上。転職したいなら相談してみるといいよ」。

 

Mさんはその紹介されたエージェントへと登録。前のエージェントと同じように自分のキャリアや希望等を話し転職の相談をしたところ、複数の企業を紹介されました。

Mさんはそれを見てびっくり。どれも希望通り、もしくはそれ以上の案件ばかりだったのです。前のエージェントではいくら紹介されても全く興味が持てなかったのに、今回のエージェントはMさんにとって魅力的な案件のみでした。

 

その中の一つに無事に転職することができたMさん。転職活動中はキャリアコンサルタントもこまめに相談にのり力を貸してくれました。Mさんが相談する前から「この対策はしておいた方がいい」とか、「この企業はここを重視している」という情報も伝えてもらい、それを元に活動した結果、見事に採用に至ったのです。

 

Mさんは転職に満足していて、今のところ何の問題も生じてはいませんが、お世話になったキャリアコンサルタントと定期的に連絡を取り合っています。今後何かあった時に、また相談したいと考えたからです。

それだけこのキャリアコンサルタントはMさんにとって重要な存在になっていることがうかがえます。

 

このように転職エージェントはもちろん、キャリアコンサルタントを変更することで転職に光が射すことがあります。まずはコンサルタントの存在が重要であると認識しましょう。そして優秀で自分と相性のよいコンサルタントと出会うことを目指して行動していきましょう。こうしたことが転職の成功と失敗の分かれ目になるかもしれないからです。

 

 

転職成功者と失敗者のこだわりの違い

 

「転職に成功する」本当の意味とは

 

転職を試みる人は全て「成功したい」と思っています。中には一つの経験になるからと「失敗しても構わない」などと思う人もいるかもしれませんが、そのような考えを持つ人はごくごく少数でしょう。

転職に成功したいと簡単には口にしたり頭で考えたりはするものの、しかし、この「転職の成功」とは一体何を指しているのか、曖昧な人も少なくないはずです。

 

現在の職場を辞めて新たな職場で働くこと、それが転職の成功なのでしょうか

新しい職場を見つけたとします。しかし、その新たな会社では想像していたような仕事を任せてもらえず、また、社内の人間関係はひどい状態で、求人票に書かれていた待遇が受けられなかったとしたら、「失敗した」と思うのではないでしょうか。

 

本当の意味での転職の成功とは、転職した後に満足することです。給与額が増えた、やりたい仕事ができた、大きなプロジェクトを任せてもらえた、みんなで力を合わせて目標に向かって頑張ることができている。何であれ、自分が望んでいた状況を実感できて、初めて転職に成功したと言えます。

 

転職することそのものが目標となり、それが成功を意味すると考えている人は、軌道修正しましょう。転職とは、人生を成功させるための手段に過ぎず、決してゴールではない。この認識が必要となるのです。

 

転職を成功させるためには目標を明確にし、自らのキャリアも見直しながら、それらにマッチした企業を適切に選択することです。企業の選択を間違えれば、職場を変えることはできたとしても、その後の人生がどうなっていくかはわかりません。こうなれば本当の意味での転職の成功とは言えなくなってきます。時にはキャリアコンサルタントの意見にも耳を傾けてみましょう。

 

転職後にまず心がけなければならないこと

 

転職の成功というのは転職後の行動や意識によっても生み出せるものであると認識しておきましょう。新たに働き始めた企業でどのように活動するか、これによって転職後の満足度が大きく変わってくるのです。

 


  • 入社直後に任されたプロジェクトで結果を出す
  • 他の人よりも真摯に仕事に打ち込んでいる姿勢を見せる
  • 小さな仕事でも全力で取り組み着実にこなす

 

こういったことを日々重ねていくことは、転職後の企業で最低限の意識です。

 

期待されながら入社した人は、最初から何かしらのプロジェクトを任されることもあるかもしれません。リーダー格ではないにしても、その企業や部署で展開している、あるいは新たなプロジェクトに参加させてもらう程度なら多くの人が経験することになるでしょう。

責任を任されているなら尚更、結果や成果を出すためにはどうすればいいのかを懸命に考え、実行していきましょう。

 

他の人よりも真摯に仕事に打ち込む姿勢は大切です。結果や成果が出る前は、どうしても人柄で判断されがちです。その人柄を示すために「真摯に打ち込んでいる姿勢」を見せ、信頼を得ることも時には重要です。

他の人よりも早く会社に出勤するのは、そうした姿勢を見せる一つの方法です。言われていなくても掃除をしたり、積極的に買い出しに行ったり、あるいはコミュニケーションを密に取るために飲みや食事の誘いを断らないというのも日本においては有効です。

 

そして、小さな仕事でも全力で取り組むこと。大きなプロジェクトではなくても面倒な顔せず一生懸命に取り組む姿は、必ず信用を勝ち得ることに繋がります。「真摯に打ち込んでいる姿勢」を見せることとにつながりますが、小さな仕事ですら結果を出せない人には、大きな仕事は回ってはきません。

与えられた仕事を、それがどんなに小さくても、また、関心や興味が持てないようなことであったとしても、先のことを考えれば、真面目に全力で取り組み続ければ、突然道が開くことがあるからです。

 

転職すること、職場を移ることが目的となっている人の場合、その目的が達成された時点で気が抜けてしまい、こういったことに意識が向かないことも少なくありません。

転職で成功するためには必要不可欠なことばかりですから、強く意識して仕事に取り組むようにしてください。

 

 

転職後の頑張りで高まった評価の実例

 

営業畑だったNさんは、転職後も異なる企業で同じような営業職に就いて働いています。

転職直後から、自分を採用してくれた企業からの期待をひしひしと感じていたNさん。その期待に応えようと、チーム内で設定された目標以上にアポイントメントを取ったり面談や交渉、その他営業活動を必死で行いました。

 

すでにその企業と契約を結んでいたり、関係性の深い顧客を相手に営業を行う仕事でしたが、Nさんの頑張りが報われ、入社から1ヶ月も経たないうちに顧客が新たな契約を結んでくれたのです。その契約も非常に大きなもので、上司もNさんの残した結果に驚くばかり。同じチームの営業パーソンたちも、Nさんに対して見る目が変わり、より一層関係性を深めることに繋がりました。

 

もしNさんが、転職することそのものをゴールと捉えていたらどうだったでしょうか。転職後に仕事を頑張ることなく、ただただ言われたことのみをこなし、工夫も努力もせずに仕事をこなしていたらどうだったでしょうか。評価も得られず、もしかしたら会社側に「Nさんを雇って失敗した」と思われてしまったかもしれません。

そうならず、チームの営業パーソンからも一目置かれるようになったのは、明らかにNさんの努力の成果。Nさんは、その努力を怠らなかったからこそ、「今回の転職は成功だった」と実感することができているわけです。

 

期待以上の成果を出すよう努力する、それが成果へと繋がれば、より信頼感が増し、結果的に転職に成功したと実感することができるのです。

 

 

新たな職場のやり方に不満を示したために失敗してしまった転職の実例

 

営業職だったFさんはさらなるキャリアアップを目指して転職。同様に営業職ではあったものの、前の会社とは異なり、営業関係以外の事務的な仕事もこなさなければいけません。

Fさんは、その状況に強い不満を抱いていました。「なんでこんな仕事をしなければならないんだ」と感じ、これでは自分の時間が削られ仕事に集中できないと考えたFさんは、上司にその状況を訴えることにしました。

 

しかし、上司はFさんの意見を受け入れようとはしません。その企業はずっとそのスタイルであり、他の営業職の社員も事務作業をこなしながら営業活動を行っているからです。

Fさんは上司だけではなく、そのスタイルのおかしさを同僚にも訴えていました。その意見が広まることで、会社が見直してくれるのではないかと考えたのです。

 

しかし、結果はFさんが思ってもいないものとなりました。Fさんの評判は徐々に低下。入社後、その会社のシステムやスタイルに文句を言うばかりで、肝心の営業の結果は出せずにいる、それが悪評へと繋がったのです。

「口だけで成果の出せない人」という見方をされてしまったFさん。せっかくキャリアアップのために転職したのに、社内から信頼を得られず人間関係も上手に構築できないという最悪の自体に陥ってしまいました。

 

その会社のスタイルにも、もしかしたら問題はあるのかもしれませんが、結果を出せなければ意見しても説得力がありません。それ以前に、郷に入っては郷に従うべきであり、立場をわきまえずに文句ばかりを言った結果、居場所を失ってしまったわけです。

 

Fさんの転職は、結果的には失敗となってしまいました。Fさんの蒔いた種ではあるのですが、この失敗は明らかに転職後に原因があります。職場を移ることができたとしても、このように態度一つ、意識一つで転職は失敗してしまう、そんなリスクをはらんでいるのです。

 

おわりに

 

キャリアコンサルタントの選択はもちろんですが、関係性についてまでこだわることが転職の成否に影響がある場合があります。特に優秀なキャリアコンサルタントに出会ったら関係性づくりから始めることは、決して無駄では終わりません。

そしてもし、転職後に「他の企業の方が良かったかも」などと思っても、まずはその企業で結果を残しましょう。ある程度の成果を出せば、再度転職することができます。アメリカでは、それを繰り返すことによって自らのキャリアを積み上げていくスタイルです。

その際にもキャリアコンサルタントとの良い関係性は、転職のたびにきっと役に立ってくれるはずです。

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