転職を繰り返す人の特徴と転職を強みに再就職する秘訣
転職を繰り返す人の特徴
新しい職場を探している時に、これまでの転職歴がマイナス評価になるのではと心配になるかもしれません。
確かに転職雑誌などを見ていると転職を繰り返している場合は、この情報がマイナスになることもあると書かれていることもありますので心配になるものです。
転職の理由は、重い病気にかかってしまった、職場に馴染めなかった、仕事の内容が複雑だった、残業が多かったなど様々です。
原因はいろいろとありますが、転職を繰り返してしまう人には2つの特徴があります。
「協調性がない」「仕事と自分の相性を考えない」という2点です。
古い言葉に「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」という言葉があります。
まずは、自分をきちんと見極めるところから始めましょう。
先程の「協調性のない人」「自分と会社の相性をきちんと考えてない人」は仕事を始めた後に、こんなはずではなかったのに・・・。という気持ちを抱くことがあります。
つまり自分を中心に物事を考えているために、周囲の状況に責任を押し付けてしまっているわけです。
もしこうした状況ゆえに転職を行なっているのであれば、キャリアアップをしてきた良い人材と、面接で判断されることはないでしょう。
ではこうしたデメリットがあるので、履歴書の職歴を減らして書いてしまっても良いのでしょうか?
これまでの職歴をごまかすことができるのか?
結論から言えば、ごまかすことはできません。
もちろん誤魔化して書いて最後までバレないというケースもあるかもしれません。
しかし近年の企業では、職歴のチェックをきちんと行なっていますのでごまかして記入した職歴は発覚しやすいと言えます。
では仮にごまかした経歴がバレてしまった場合はどうなるのでしょうか?
経歴をごまかしている事が発覚すると、内定後であれば内定の取り消し、入社後であれば解雇という可能性が高いです。
具体的に言うと、労働契約法違反ということになります。
これには刑事罰が設定されていないので、経歴詐称を行ったとしても刑事罰はありません。しかし経歴詐称による解雇についての裁判で解雇は有効であるという判例が出ています。
つまり、職歴をごまかすことは不正であるということなので、ちょっとだけならと経歴をごまかしてしまう事がないようにしましょう。
職歴をごまかすより強みに変える
確かに企業の中には転職を繰り返している人を敬遠するところもあります。
しかしそれはその人本人がすぐに辞めてしまうのかもしれない、協調性のない人なので入社後にトラブルを起こすかもしれないという企業側の心配のためです。
逆に言えば、転職を繰り返しているもの、自分はそのような人物ではないということをきちんと說明することができるなら転職の多い経歴も問題がないということになります。
では、どのように職歴の多さをプラスに変えることができるのでしょうか?
実際、転職を繰り返している人の中には転職の多さをアピールポイントにして成功している人もいます。
転職による自分の成長を、論理的に熱意を持って語る
確かに1つの職場で長く働いてきたという事は立派な事ですが、転職を行ってきたことを恥じる必要はありません。
まずは自分がその点を恥じないようにしましょう。
恥じている気持ちは面接で必ず出てきてしまうので、これも面接官の印象を悪くしてしまいます。
自信を持って自分はそれぞれの職場でどんなことを学んできたのか、どんな経験をしてきたのか、その経験を新しい職場でどのように活かすことができるのかを具体的にアピールしましょう。
決して多くの経験がありますとだけ述べることのないようにしましょう。
複数の転職を経験している事がプラスになる職場を探す
転職に対してマイナスのイメージを持っている企業もあれば、比較的プラスに考えている企業もあります。
最初からこうした企業を探して再就職を行なうのであれば、転職自体がプラスになることもあります。
例えば、IT業界では転職を複数回行なっているものの、同一業種であればプラス評価としているところもあります。
こうした企業であれば、同一業種での転職によって幅広い知識や経験を得られた事を具体的に話すことによって、転職の数は強みへと変化します。
こうした傾向は外資系の企業にも見られますので、自分の転職経験が活かせるような会社を探してみましょう。
まとめ
このように、転職を繰り返すということは通常であればマイナスの印象を与えるものとなりますが、転職を繰り返した理由とそのメリットを論理的に説明できるなら印象を変えられる可能性もあります。
そして企業によってはこうした転職を高評価してくれるところもありますので、やはり自己分析をきちんと行い、転職によってどのような経験ができ、それをどのように活かせるのかをアピールできるようにしましょう。
加えて、この職場を最後の転職にしたいと願っていることを、きちんとアピールするようにしましょう。