転職を繰り返すと癖になる!仕事を安定して行なう3つの秘訣
転職を行なう時には、だれもが自分にプラスになると思っています。
確かに転職によってプラスになることもありますが、転職を繰り返してしまい転職が癖になってしまうなら自分にとって大きなマイナスになります。
仕事の経験やスキルは、職に就いてすぐに身につくものではなく、ある程度の期間続けることによって手に入れるものです。
ですから、転職を繰り返す癖がついてしまうと、きちんとした技術や経験が身につかないまま時間だけが経過してしまうことになります。
加えて、スキルや経験がないので給料は良くならず、新しい職場では新入社員の給料からスタートするようになります。
つまり給料も生活も安定しないわけです。
ですから転職を繰り返してしまう悪い癖を治す必要があります。
■転職を繰り返す癖を治す-目標を設定しモチベーションを維持する
理想の職場というものは簡単には見つからないものです。
仮に自分が社長になって経営を行ったとしても、自分の理想とする職場を作りあげるのは難しいでしょう。
そうであれば、他人の作り上げた職場であればなおさらです。
ですから、転職してすぐに「ここも自分のやりたいことができない場所だ」と決めつけないようにしましょう。
どんな会社であっても自分のやるべき事があり、それがキャリアアップにつながります。
ですからまずは簡単に職場を見限らないようにし、自分がその職場でできる目標を立てましょう。
目標は1つではなく、複数立てることが望ましいと言えます。
すぐに達成できる身近な目標、少し努力は必要になるものの比較的達成が容易な短期的目標、少し時間のかかる中期的な目標、かなり時間が必要な長期的な目標という具合です。
簡単に達成できる短期的な目標だけではモチベーションを維持することはできません。
だからと言って長期的な目標だけでは、なかなか目標が達成できずモチベーションを失ってしまいます。
ですから達成時間の異なる目標全てが重要になります。
決めた目標は紙に書いて見えるところに貼っておきましょう。
自分が達成できた時には、その目標の横にチェックをして、確かに目標を達成したという自覚を自分に認識させます。
これによってモチベーションを長く保つことができるようになり、すぐに転職してしまう癖を治すことができます。
■転職を繰り返す癖を治す-消極的な見方を避ける
転職を繰り返す人の特徴として、「こんなはずじゃなかった!」「ほかにもっと相応しい仕事があるに違いない!」「こんな仕事は本当はやりたくなかった!」と考える癖があります。
都合の悪い事が起きると、自分の責任ではなく全てを周りの責任にするというものです。
こうした考え方は全て消極的なもので全く建設的なものではありません。
一度こうした考え方が芽生えてしまうと、消し去るのが難しいもので、悪いことに繰り返すようになってしまいます。
転職をして新しい職場で上手く行かないことがあるとすぐに同じ消極的な考えを抱く、いわば負の連鎖のようなものです。
ですからこうした消極的な考え方が起きた時には、まずこの考え方がネガティブなものであることを自覚する必要があります。
転職を繰り返してしまう癖が出ているということを自覚する事がスタートです。
そして次にするべき事は、なぜこのような考えが起きてしまっているのかを客観的に考える必要があります。
仕事が上手くいっていない原因には自分の落ち度やミスが含まれていないだろうかと考えるようにします。
そうする事で、ネガティブな発想のループから抜け出すきっかけを作る事ができます。
キャリアップのための転職の条件は、「現在の職場に不満が無いけれど夢のために転職する」というものです。
このポジティブな考えができているかどうかも転職前に確認するようにしましょう。
■転職を繰り返す癖を治す-意味のない転職は無駄という事を意識する
自分の本当にやりたい事のために転職することは、モチベーションを上げ仕事に対する熱意を増すことになります。
しかし転職の多くの理由は残念ながら職場への不満といった理由がほとんどです。
では、こうした理由で転職をするとどのようなメリットがあるのでしょうか?
結論は、なんのメリットもなく無駄なことです。
以前の職場にとっては人員を失うことになり、自分にはなんのキャリアも残らない上に給料まで下がり、新しい職場にとってもすぐに辞める人が入社するということです。
どこにもメリットを受ける存在がいない転職は無駄以外のなにものでもありません。
転職を決断した時には「この転職でプラスになる人がいるのか」という事を考えるようにしましょう。
この振り返るという作業が自分を見つめ直すきっかけとなり、意味のない転職を繰り返す癖を治すことにつながります。
このように転職を繰り返してしまう癖を治すには3つの点を意識する必要があります。
自分にとって都合の良いように転職を見ていないでしょうか・・・?
転職することのデメリットや本当の原因を把握しているでしょうか・・・?
転職をしないために、3つの点を試したでしょうか・・・?
転職をするのであれば、まずこのような自問をしてからにしましょう。