転職の成否を分けるポイント!辞めてからか、辞めないで活動するのか?
転職の成否を分けるポイント!辞めてからか、辞めないで活動するのか?
転職活動をするにあたっては、現在、在籍している会社を辞めてから転職活動するのか、辞めないで転職活動するのかによって、精神的肉体的な負担が全く異なってきます。
それぞれメリットとデメリットがあり、これは個人の考え方によるところも大きいため、一概にどちらが良いとも言えません。
そこで、まずは、双方のメリットとデメリットを挙げていきます。
■会社を辞めてから転職活動をするメリット
会社を辞めてから転職活動を行う場合、大きなメリットとなるのが、平日の昼間の時間が自由になるということです。
企業の人事も就業時間内に面接することが出来るので、メリットを感じることもあるでしょう。
そして、自由な時間を転職活動以外の資格の勉強などに活かすこともできますね。
身体に蓄積した疲労を回復する時間とすることも出来ます。
■会社を辞めてから転職活動をするデメリット
会社を辞めてから転職活動をするときのデメリットとして、最も大きいものは、経済的な基盤を失うことです。
相当な貯金があったとしても安定した収入がない状況で刻々と時間だけが過ぎていく日々は、次第にストレスの元になります。
転職活動が思うように進まない場合はなおさらです。
失業手当は一定期間しか受給できないため、いつまでもあてにするわけには行きませんよね。
ただ、これも転職活動の期間を区切って転職活動に集中できると考えれば、そこまでデメリットにはならないかもしれません。
■会社を辞めずに転職活動をするメリット
会社を辞めずに転職活動をするメリットとして一番大きいのは、経済基盤が揺るがないことです。
社員でいる間は仕事に行けば給料をもらうことができますね。
そのため、転職についてゆっくりじっくり考えることができます。
精神的に余裕を持つことは転職活動にはとても大切です。
ただ、この方法も激務のために身体に不調をきたしている状態では、勧められません。
身体だけではなく精神まで不調をきたすことになると、回復できるかわからない上に、回復できたとしても長い人では数年を要することになるからです。
会社を辞めずに転職活動ができる人は、心身共に健康な状態の人だけである、ということですね。
■会社を辞めずに転職活動をするデメリット
会社を辞めずに転職活動をする際のデメリットは、企業の就業時間である平日の昼間に面接などの予定を組めないという点です。
どうしても面接に行かなければいけない場合は、有給を取得することになります。
有給を取得するのに遠慮はいりませんが、同僚などとのコミュニケーションの中で有給の過ごし方などについて聞かれることもありますね。
その時、正直に転職活動をしているとはやはり言いづらいものです。
それに平日の昼間は自社の就業時間でもあるため、どうしても有給を取得できないという状況もあり得ますね。
その点、志望していた企業への転職のチャンスを逸する可能性も出てきます。
●自分にとって最善な方法をとる
上述したように、会社を辞めてからの転職活動か会社を辞めずに転職活動かは、個人の適性に大きく関係しています。
自分にとってメリットが大きいのはどちらの方法なのかを、会社を辞める前にじっくり考えてから行動に移しましょう。
家族に相談するのもいいでしょう。
ただ、その時に注意しなくてはいけないのが、相談する相手を選ぶことです。
自分の仕事の状況を改善すべく転職を検討しているのに、家族に相談したら転職そのものを反対されたという例は珍しくないからです。
少なくとも転職に対して前向きにアドバイスしてくれる人に相談することをおすすめします。
そういった相談相手がいない場合は、転職エージェントを利用すると良いでしょう。