実体験をもとに転職エージェントの評判をまとめてみた
現在、2人に1人は転職経験があるといわれています。
例えば、20代なかばから29歳までは、「転職をしたことがある」が36%「転職を考えたことがある」34%と合わせると、70%近くが転職に関わっていることがわかります。
「1社に勤めたら3年は働け」とはよくいわれたものの、ここ最近ではそのようなこともなくなってきました。
かといって、1年や2年未満の職歴が続くと仕事を変えるのが難しくなってくるのは事実。
メディアでたびたび報道される過労死やパワハラなどが問題視されてはいるが、悪質な企業が減ることは難しいといわれています。
当然入社するまでは、そのような社内環境がわかるわけでもなく、入社してはじめて現実を知ることとなるのです。
そして、転職を繰り返し自分の首をしめることに。
回数は1回2回くらいならまだいいですが、そうとう実力がない限り3回以上となると書類選考すら通らなくなります。
しかし、そのように苦労している人は実に沢山いるのも事実です。
では、何故そのようなことが起きるのでしょうか?
1番の理由としては、求人票のギャップにあります。
転職を検討されたかたは、1度くらい求人票を何かで見たことがあるはずです。
求人票の中身は、ほとんどいいことしか書いていないのが事実です。
よくあるのが、求人票で土日休みと書いているのに、実際は休みがなく手当もなし。
勤務時間なども、ウソを書いている企業が多く見受けられます。
求人票で9:00~18:00と書いているのに、毎日、終電ギリギリまで働かされるなど。
残業手当が出ればまだマシですが、ほとんどはサービス残業というのが現状です。
もっと最悪なのが、パワハラという名の激詰めや暴力、セクハラなど・・・。
あげればきりがありません。
応募して、面接を経て入社した結果、「だまされた!」「辞めたい!」なんて思ってももう後にはひけません。
そんな気持ちで、長く勤めるなんて気がくるってしまうことでしょう。
時間をかけて転職活動したのにも関わらず、このような結果になるとバカバカしくもなります。
ですから、そのような間違いをなくすためにも、転職エージェントというサービスを利用する求職者がものすごく増えています。
転職エージェントとは
簡単にいうと、転職支援のプロ(キャリアコンサルタント)が1対1で面談をし、求職者に合った最適な企業を無料で紹介してくれるサービスです。
転職エージェントは、企業の情報も大量に持っているため、ホワイト企業やブラック企業の選別も可能な限りしてくれます。
これだけでも、転職エージェントを利用する価値は非常にあるといえるでしょう。
なぜ転職エージェントは無料で利用できるの?
転職エージェントは、求人企業から掲載料をもらって運営しているため、求職者に料金が一切発生しない仕組みです。
転職した人の年収から30%ほどの報酬を、転職エージェント側の会社に支払うことで成り立っています。
ですから、転職エージェントも年収交渉に力をいれているので、必然的に年収アップが望めるのです。
転職エージェントのメリット
- すべて無料で利用できる
- 1対1で面談をしてくれる
- 履歴書・職務経歴書の添削が受けられる
- 面接の指導が受けられる
- 求人を常に探してメールで提示してくれる
- 年収交渉をしてくれる
- 評判が良い企業を紹介してくれる
実体験をもとに、転職エージェントを評判の良い順番にピックアップしてみました。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、なんといっても「面接通過率の高さ」が強みといわれています。
本来、書類選考の通過率はわずか20%程度。
しかしマイナビエージェントでは、履歴書や職務経歴書の添削をしっかりしてくれるため、面接までたどり着きやすいという傾向があります。
面接が苦手な方は、評判の良いマイナビエージェントが実施している模擬面接を実施して採用率アップにつなげましょう。
リクルートエージェント
業界最大手のリクルートエージェント。
今まで、約30万人以上の成功実績があるのは、さすがNo.1の転職エージェントといったところです。
しかも、リクルートならではの企業とのパイプを生かした求人数も他を圧倒しています。
パソナキャリア
パソナキャリアは、25万人以上の転職を支援してきた大手人材会社です。
業界最大手のリクルートやDODAと肩をならべるくらいの転職エージェントです。
公開求人数は、業界トップクラス。
ほぼすべての業種・職種をサポートしています。
パソナキャリアは、女性向けのサービスが充実してるともいわれているため、女性にとってはうれしい転職エージェントといえるでしょう。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、転職エージェントの中でもNo.1クラスといってもいいほど評判の良いアドバイザーが多数在籍しているといわれています。
なぜならJACリクルートメントは、28年以上運営している老舗中の老舗だから。
転職に関するさまざまなノウハウを駆使しているので、求職者にとっては安心して利用できる転職エージェントといえるでしょう。
DODA
株式会社インテリジェンスが運営しているDODA(デューダ)。
知名度抜群なので、転職エージェントを利用する際にDODAを使う求職者は多いといわれています。
全国対応しているのはもちろん、求人数も豊富。
沢山の求人から選びたい方には、おすすめの転職エージェントといえるでしょう。
アールストーン
ITやWEBゲーム業界に特化してるアールストーン。
WEBデザイナーやWEBディレクター、システムエンジニアなどを中心に求人を紹介してくれます。
営業職からWEBデザイナー、販売職からWEBディレクターなど、未経験の職種に挑戦することもアールストーンは親身になって対応してくれます。
5つの評判
- ITやWEB、ゲーム系に強いと評判
- 求人の量ではなく質で勝負
- 1年後の平均年収が145万円以上アップ
- 年収500万円以上の案件が多数
- 転職者だけではなく、メディアからの評判も高い
総合評価 |
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ワークポート
相談実績25万人以上をほこるワークポート。
営業職から脱したい方に、もっとも評判の高い転職エージェントといわれています。
また、良質で評判が良い求人が多いため、安心して活動ができること間違いなしです。
転職エージェントのサービス内容と進め方
まずは、自分にあいそうな転職エージェントを選んでください。
転職エージェントのホームページに行くと、必ず登録画面がでてきます。
ほとんどのサイトは必要な情報だけを入力しますので、面倒なことはないでしょう。
もちろん、登録料などは一切かかることなく、最後の最後まで無料で利用することができます。
登録が完了したら、あとは待つだけです。
はやければ、申し込みをした当日中にメールか電話にて面談日の設定確認をしてくれます。
ここでポイントですが、事前に面談できる日程を1週間先くらいまでを言えるようにしておいてください。
転職エージェントも、転職者を数十人単位で担当しているため、すぐに面談してくれるとは限りません。
ようやく、面談日が決まりますが、前もって準備しておくべきことがあります。
それは、履歴書と職務経歴書をWeb上でつくり、担当してもらうキャリアアドバイザーにメールで送付することです。
キャリアアドバイザーも、転職者の履歴を事前に知ることができれば、当日の面談時間を短縮できます。
それに、あらかじめ、転職者にマッチした求人を準備してくれるので、一石二鳥といえるでしょう。
面談前日までにチェックしておくこと
面談日当日は、服装は基本自由ですが、なるべくスーツで行かれることをおすすめします。
いくら面談とはいえ、第一印象がとても大切です。
それは面接でも同じこと。
当然、身だしなみも整えて当日をむかえるだけで、キャリアアドバイザーからの印象もずいぶん違います。
極端な話、派手な格好やボロボロの格好だったり、髪の毛がボサボサな転職者を、企業に紹介したいとは思えません。
面談まえに深呼吸を
ここまで完璧にできたら面談です。
面談はリラックスして臨んでください。
キャリアアドバイザーは転職者の情報を最大限聞きだしたいので、緊張していては思ったこともいえません。
面談では今までの経歴や、次にしたい仕事内容や条件を、すべて伝えてください。
とくに、条件面に関してはキャリアアドバイザーが企業に交渉してくれるため、重要なポイントといえるでしょう。
すべて伝え終わると、それらの情報をもとに、多くて30件ほどの求人をその場で紹介してくれます。
もちそん、その場でピックアップしてもいいのですが、いったん持ち帰り落ち着いて求人の確認をすることが肝心です。
ただし、求人は他の転職者にも紹介しているので、2日以内に返事をするのがいいでしょう。
おそよ1時間半で、面談は終了です。
あとは、キャリアアドバイザーからの返事を待つだけです。
待っている間は、キャリアアドバイザーと企業間で書類選考のやり取りがあります。
もし、面接依頼がきたら、希望日時を伝えてください。
面接日が確定すれば、面接の準備です。
転職エージェントを利用するうえで、よかったと思えるサービスがあります。
それは、企業のあらゆる情報を面接前に教えてくれます。
・過去にその企業で面接を受けた転職者の採用・不採用になった理由
・面接官からどんな質問がくるのか
・面接官の質問にどうやって答えるべきか
これだけでも、1人で転職活動していては引き出せない情報なので、入社までのゴールが一気に縮まります。
面接こそリラックス
フル装備で面接に挑んでください。
もちろん、面接は1人です。
キャリアアドバイザーからのアドバイスを思いだし、落ち着いて受け答えしてください。
ちょっとでも動揺すると、いいたいことがいえなくなりますし、今までのフル装備がはがれていくことでしょう。
面接が終わりましたら、あとはキャリアアドバイザーに面接の内容を伝え、数日待つだけです。
もし、採用になった場合、キャリアアドバイザーが企業に年収交渉をしてくれます。
最初の面談時に、条件をしっかりいうことが肝心とお伝えしたのはこのことです。
全ての交渉が終わり、転職者が承諾すれば希望していた会社に入社することができます。
転職エージェントの評判まとめ
転職エージェントといっても、1社1社に特徴があります。
例えば、知名度や求人数で勝負するならリクルートエージェントやDODA。
女性目線で求人を探すなら、拠点数がNo.1のパソナキャリアといえます。
求人の量ではなく、質を望むならマイナビエージェントやJACリクルートメントがおすすめです。
クリエイティブな職種に強いこだわりがあるなら、ITやWEB、ゲーム業界に強いアールストーンやワークポートがベスト。
このように強みを知ったうえで、転職エージェントを利用するとさらに活動が有利になります。
求人サイトを見つつ、転職エージェントを複数利用するのがポイント。
最初から1社にしぼるのではなく、しばらく利用してみて「良さそうだな」と思えば最後は1社にするといいでしょう。
なぜなら、なかには知っててブラック企業をおしつける悪質な転職エージェントもいるから。
評判の良さそうな何社かを登録して面談することをオススメします。
複数登録しておくと、たえず求人紹介が来るので、「求人がなくて困る」という状況を作り出すほうが難しくなるほどです。
人生で何度も経験するものではない転職なので、後悔のないように活動してください。