ビジネスマナーの体験談

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4.再確認しよう!基本中の基本が最重要(営業)

私は35歳の会社員(サービス業)で営業をやっております。
現在の会社での勤続年数8年を迎えようとしています。昨今、全国各地で人手不足が発生していますが、私の会社も同様です。このまま従業員が減り続けると死活問題になってしまうほどです。そのため、会社は面接時の採用基準を以前より大きく緩やかにしたのです。ですが、それではまともな人材がなかなか入ってきません。
1年前から現在までの間、正社員で入社した新入社員は3名ほどいましたが、全員退職をしてしまいました。

新入社員に求めるのは挨拶と無遅刻無欠勤。どちらも基本中の基本

私が新入社員に求めるものは幾つもあります。 まず、これはいつの時代になっても完全な修正はどの会社も難しいかもしれませんがやはり定番である挨拶です。社内で挨拶がない、元気がないなどの無礼、そんな状態であればお客様の元に行っても間違いなくきちんとした礼節で対応していないと想定できるからです。その該当社員とお客様が1:1の関係であればまだしも、暗いというのは社内の他の社員達にも悪影響を与えます。暗い何かが投じられると、つられて怠い、きついなどという言葉が容易に出てくることになるのです。となると社員全体のモチベーションも下がってしまいますのでそこはかなり厳しく叱責するようにはしています。

そして、無遅刻無欠勤に関してです。年に1回の遅刻であればまだ会社も人間だから仕方のないことだと寛大な心で許してくれます。しかし、年に数回となると、もう遅刻癖がついて取り返しのつかない事に繋がってしまいます。私やその他中間管理職の人間は、若手の新入社員が遅刻するたびに注意をしていました。ですがどうにも直らなかったんですね。そして、厳しく注意すると今度は無断欠勤です。それが頻繁に続き、その新入社員は退職をしました。

期待することは無遅刻無欠勤を守ること、そして相手の立場になって物事を考えること

なぜ遅刻がいけないかを、社会人として許されない事なのかをよく考えてみてほしいですね。例えばあなたがお客様とアポイントをとっており、約束の時間に遅れたりでもしたらそれはもう大変な事です。あなたの上司、またはもっと上層部の人間があなたの失敗のためにそのお得意様に謝罪に行くことにもなってしまいます。そして、契約打ち切り、または他社へ乗り換えといった損害を被る事にも繋がってしまうのです。もしあなたが逆の立場でそのクレームの処理をするとなったら嫌ではないでしょうか。

新入社員に期待する事はもう1つあります。相手の立場になって物事を考えるという事ですね。先輩、上司が自分に何を求めているか、会社の理念はどうか、これを強く認識する事が肝要です。業務において何を求められているかを察知し、先に行動を起こすのです。その結果は悪い方向にはまず行くことはないでしょう。

君は気が利くね、ありがとう。そういった反応があるのです。これは社内外の両方で通用する強みであり、売上の向上にも繋がる事です。なかなかすぐには出来ないものです。わかっていても、誰かに言われたりしないと認識が薄れてしまうんですね。その為にも私は今思いを込めて伝えさせてもらっています。新入社員にはその心構えを特に持ってほしいと私達は考えていますね。

学生時代の名残り。挨拶が友達感覚のノリだと印象は悪く、上司にも迷惑

私の経験談として、私は過去に怒られた事、教えられたことをお伝えしたいと思います。どうしても入社したての年齢も多く重ねていない頃は、学生時代の名残りがそのまま出てしまいがちになります。私は今までの仕事の中で、入社して暫くの間は上司と同行での営業活動でした。

そこでサークル、部活動の仲間同士でのノリで挨拶に丁寧さが全く感じられない発言をしていたんですね。上司は何も言わずに私の後ろでトークを見ています。そして、お客様の会話の中でそのような基本の挨拶が出来ていなかった改善すべき点を容赦なく叱責したのです。ここで知っていてほしいのが、緊張が形として露わになりお客様の前で出てしまったとしても、それはたいした問題ではないという事です。

当時の上司に、君のような挨拶が友達感覚のノリでされてしまうと困るね。それならまだ緊張しながら自分を知ってもらおうと頑張って挨拶、会話をひたむきにする営業の方が印象がいいよ。 そう言われ、後に自分の悪い点を見つめなおすことが出来たのです。
改善を行えたものがきちんと反映されていると、得意先全体の印象が変わってきますよ。そこで受注をもらえたりすると、とても喜ばしいことだとは思いませんか。

失敗を恐れずに行動する事がとても重要です。そして、何もせずに指示を待つだけであれば、待つだけ人間と言われる始末となってしまいます。若いうちは失敗してもいいのです。時間の経過は早いものですからね。今の若手が時代を担っていくと期待を込めてお伝えさせていただきました。

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