ビジネスマナーの体験談

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19.新人の特権!わからないことは積極的に聞こう(SE)

現在介護関係の仕事をしている30代の男性です。介護関係の仕事を始めて5年ほどになります。その前は大学を卒業して新卒で入った会社で働いていました。異なる業種で、5年ほど勤めていました。その時の仕事で私自身が新入社員として感じ、その後先輩になって新入社員に求めていたことや期待していたことについて書かせていただこうと思います。

わからないことがあって当然。積極的に聞こう

私が新入社員と呼ばれるみなさんに期待している、実践して欲しいことは「わからないことを積極的に聞く」ということです。

私が当時、新卒で入社して行っていた仕事は、大学で学んでいたことを活かす仕事でした。ですので、ある程度その仕事に必要な専門的な知識は持っていたという自負はありましたし、会社内でも業務に必要な知識は知ってて当然のような風潮を私自身何となく感じていました。

しかし、実際に会社に入って業務につくと、大学で学んだことや、教科書にのっていることはほとんど基本的、形式的なもので実践的に活用するには、当時の私にはとても難解なものでした。

ここが新入社員のみなさんには真似をして欲しくないことなのですが、難解なことやわからないことは後で自分で何とか調べたり、悪い場合には知ったかぶりをしていました。そして、自分がわからないことを悟られまいとわからない自分を決して見せないようにしていました。ですが、結局時間がたつにつれ、わからないことがわからないまま、さらにそのわからないことの上にわからないことが重なるといったことが悪循環になってしまい、結局上司や先輩の方に迷惑をかけてしまいました。それからはわからないことがあると、まず誰でもいいから聞いてみることを実践するよう心がけました。

わからないことを聞くことはコミュニケーションにもなる

みなさんも特に新入社員のうちは「わからないことを積極的に聞く」ことを大切にして欲しいと思います。これは、私の失敗から感じ取ったことですが、上司や先輩の方に自分がわからないことを聞いて答えてくれるときには、自分の仕事を止められる不機嫌さよりはむしろ好意的に答えてくれることが多かったと思います。私も年月を重ねて感じることですが、自分を頼って聞いてくれることに対しては、頼られることの気持ちのよさをとても感じることができます。

また、新入社員のあなたがわからないことはむしろ当たり前のことです。上司や先輩の方は新入社員だからこそ、より親切丁寧に教えてくれます。つまり、この新入社員の期間は「わからないことを大手を振って聞ける」大きなチャンスなのです。私が始めのほうで新入社員のみなさんに実践して欲しいこととして「わからないことを積極的に聞く」と「積極的」とあえて挙げたのは、このためなのです。

そして「わからないことを積極的に聞く」にはもうひとつ要素があります。それは、「わからないことを聞く」機会を利用して、多くの上司や先輩とコミュニケーションを確実にそして簡単に行えるチャンスなのです。上司や先輩と話すことに抵抗のある方にとっても「わからないことを聞く」というのは、上司や先輩と接しやすい機会ともいえます。そして「わからないことを聞く」上でこの人ならよく知ってるということで多くの上司や先輩と接することも考えられます。そういう意味では、今後職場内で多くの仲間ができるので、仕事のしやすさという意味でも大きな効果があるといえるでしょう。

新入社員のみなさん、みなさんの新入社員という今の時期を大切にして「わからないことを積極的に聞く」ということを実践してみませんか?

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