ビジネスマナーの体験談

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14.対人コミュニケーション力を鍛えよう(設計エンジニア)

建設会社で設計エンジニアをしている43歳会社員です。入社して20年、現在は管理職という立場です。もうすぐ4月。当社にもまた新しい社員の方々が入社されます。去年入社した方はもう先輩になるのです。そういった新入社員や若手社員の方たちにはぜひ組織の中の自分であることを認識していただきたいと思っています。

会社に対しストレス。会社に何を求められているかを認識していますか?

近年、インターネットの爆発的な普及でコミュニケーションの形が変わってきています。従来は、家族や友達、会社の上司や同僚、部下、ご近所さん、親戚などが主なコミュニティの場でした。しかし今では、それ以外で顔を見なくても声を聞かなくても自分の意思表示をしたり相手の意志を感じたりすることがインターネットを通じて様々な場面でできるようになりました。

そうした環境で育った世代の方たちは、ある意味個性的な面を発揮できるのですが、組織の中でそれを発揮できるかどうかが問題になってきます。それを十分認識していないと、会社に入ってからずいぶんと苦労するようになると思います。会社によって組織の形態は様々です。

同じ業種でも組織の形態が違うことも多々あります。ですので、今の自分の会社がどういった組織でどういった目的をもってその組織には何を求められているかを十分認識している必要があると思います。それをわかっていないと、会社に対してストレスを感じることになりかねません。

対人コミュニケーション力をアップさせよう。それは経験値アップにつながる

インターネットコミュニティが普及するまでは、様々な場面で対人的なコミュニケーションを取ることができましたが、インターネットコミュニティが普及した時代に育った方たちはむしろそういった対人的なコミュニケーションが苦手なように思います。というのも嫌なコミュニティに無理やり参加しなくてもネット上で自分に合うコミュニティにすぐに参加できるからではないでしょうか。

そういった若い世代(新入社員や若手社員)の方たちには、ぜひ対人コミュニケーション力を向上させていただきたいのです。先に申しました通り、組織の中の自分を見出すためには、組織を形成する『人』たちと向き合っていく必要があります。それが気に食わなければ、自分の力で組織を変えていけばよいのです。

しかし、組織を変えていくためには自分一人では変えられず、やはり『人』を利用する必要があります。利用するというのは少し表現が悪いかもしれませんが、頼ったり協力したり、共感できる『人』を探すという意味です。そこで必要なのはやはり対人コミュニケーションなのです。

確かに面倒くさいと思われるかもしれませんが、これを発揮できる人はしないし人の何倍も伸びます。なぜかというと、コミュニケーションにより自分の経験以外の情報が収集できることになり、結果経験値がアップしていくからです。

ここでもう一度自分の組織について考えてください。自分は組織の中で何を求められ、何をしなくてはいけないのか。それを考えたとき自分に合っているかどうかが判断できると思います。

組織の中の自分という存在が満足できなければ、自分が事業を興したり、研究職についたりすることも考えられます。あるいは、組織の中でも自分の個性を発揮してもらえればよいかと思いますが、その場合はそれを評価するのも組織です。そぐわない場合はマイナスとなります。

会織の中の自分という存在を自分の頭の中で整理できれば、きっとどんな会社でもうまくいくはずです。私の会社は技術系の仕事を主としていますが、ひとりひとりが組織に必要な人材です。若手も年配もありません。その人の能力によって組織が形成されまた見直しながら業務を行っています。

周りを見渡すと自己実現力の高い方のほうがコミュニケーション力も高いと思います。コミュニケーションの取り方は人によって様々です。ですがやはりメリハリの利いた方が優れていると思います。仕事のオンオフ、真剣な表情、笑顔、この切り替えが上手な人がコミュニケーション能力にたけた感じがします。

今の組織の中で何をすべきなのか、満足しているのか。もう一度考えていただいて楽しく仕事していただければよいかと思います。

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