名刺のビジネスマナー

ビジネスマナーよくある失敗談

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名刺に相手の特徴をメモ。内容を見られ大激怒

31歳、会社経営をしています。大学卒業後の22歳の時、新卒として営業会社に入社しました。それまではアルバイトで販売業はしていましたが本格的な営業活動は初めてで名刺も初めて持つことになりました。先輩の教えでとりあえず営業で飛び込んだ企業でも名刺は交換するべきという教えを忠実に守り活動していました。

そんな中、飛び込み営業をしていた一社の担当者から入電があったのですが、その時に名刺交換していたにもかかわらず顔が思い出せず苦い経験をしました。そこで、今後は名刺交換した後その方の特徴を名刺に書き込んでおきました。

名刺に相手の特徴をメモ。それを相手に見られ大激怒

その後、大きなトラブルもなく活動を続けていましたが名刺に特徴を書き込んだことで大きなクレームを起こしてしまいました。いつものように名刺交換を済ませ特徴を書き込んで活動していたところ、数時間前に名刺交換したお客様から連絡が入り詳しい話を聞きたいと呼び出されました。担当の方は礼儀も正しく若手営業マンであった私にも丁寧に対応していただきました。

商品の説明を一通り終え、話は相手企業の話に。色々お話しいただく中で、会社のロゴの話になり先程お渡しした名刺を見てほしいと言われました。そこで、私が取り出した名刺には眼鏡をかけている40代くらいの男性と書き込まれていました。それを見た担当者は、「なんて失礼なことをするんだ、名刺は私の顔と一緒。あなたは顔に落書きをしているのと一緒だ。どういう教育をしてるんだ。」とそれまで温厚で礼儀の正しい紳士が激高しました。私は、あまりのことでポカーンとしてしまいました。そこで商談は終了。帰社することになりました。

会社に帰ると上司が必至に謝罪している電話の対応中でした。聞くと先程の企業からクレームのお電話でした。後日上司と謝罪に伺って謝罪と商談の運びになり受注することができました。

名刺は相手の顔。特徴は付箋でと教えられる

商談の帰り道に上司から「名刺は相手の顔であり、会社員としての勲章なんだよ。君はそれにモノを書いてしまった。今後は名刺を相手と同じだけ大事にするように。特徴は付箋でも書けるよね」と言われ本当に申し訳ないことをしてしまったと反省しました。

現在の立場になって、名刺に書き込む方、しいては書き込むよう教えている方を見かけます。そのたびに、この経験を話して改善させています。今わかることは、名刺とは紙であって紙でない。社会人にとってとても大切なモノであると実感しています。

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