ビジネスマナーの基本

6. 一緒に仕事をしたいと思う人の特徴(中間管理職)

40歳女性、サービス業の中間管理職をしています。現在の職場に転職してから10年程になります。その前は同業他社に勤めておりました。
今までさまざまな方とご一緒させて頂いた経験の中から、一緒に仕事をしたくなる魅力的な方、もう勘弁してほしい、と思ってしまう方など、その特徴を5つ、挙げてみました。

仕事に対する姿勢がブレない人

熱意をもって仕事に取り組むのは理想ですが、人間いつもそうとは限りません。自分がだらけそうになったとき、近くにいつもブレずに真剣に仕事に取り組む人がいたら、「私も頑張ろう」って思えます。逆にブレブレの人が同じ職場にいると、振り回されて大変困ります。いつもはやる気なし男くんが、急にやる気になったときは、一緒に仕事する身としては困りました。いつもの調子で話すと、「仕事する気ないんですか」位の勢いで食って掛かってくる…君の今まではなんだったんですか、と言いたくなるくらいでした。3日坊主でしたが。

自分と同じ価値観を他人に求めない人

人には様々な価値観があります。職場での日々をともに過ごしていると、些細なことで自分の考えとは異なる価値観に出会います。実際、頭では分かっていても、そんな場面に遭遇すると「信じられない」「考えられない」と攻撃したり、影口を言う人がいます。ましてやそれが自分の進めるプロジェクトの妨げになるとすればなおさらです。また他人に意見を言わせない人も多かったですね。これしかない!、と信じ込んでいるので、周囲はもう他の提案は出来なくなるんです。その点、他人の価値観を認めつつ、スマートに自分の進めたい方向へ考えを転換させることができる人は、一緒に仕事をする上で大きな助けになるし、また一緒に仕事させてくださいって思います。

人を引き寄せる力のある人

いくら上手に企画書が書けたとしても、その魅力をうまくプレゼンしたり、目標達成のために周囲を巻き込む力がなければビジネスパーソンとしては完璧ではありません。口先だけの見え透いた策略では人は動かないものです。普段の言動や仕事に対する姿勢、また同僚や部下に対する態度をもって、いかに人間的な魅力があるか。やはり、周囲の人はきちんと見ているものですね。逆境やここぞという時でも、自然と人を引き寄せる力のある人は、この人と一緒に仕事がしたい!と感じさせる何かをもっているものです。

モチベーションで仕事をしない人

よく「仕事のパフォーマンスを上げるためにモチベーションをどう保つか」という話題が取り上げられます。しかし、本来「仕事」はモチベーションでするものではありません。自分の体調が悪かったり、気分が上がらなくても、自分の出せる最高のパフォーマンスをすることが、その対価として賃金を得るためには最低限のことです。このことを良く分かっている人は、常に自分の状態を自然にコントロールしています。

体調管理しかり、ココロの安定しかり、です。以前の上司に、本当にスマートにこれをやってのける人がいました。いつも安定的な仕事をされて、波がありません。そしてここぞという時には、それ以上の力を発揮します。反対に、日によって仕事の出来や気分にムラが目立つ人は、人間としても関わりずらいものです。こういった方はどの部署にも一人はいるものではないでしょうか。関わるとあおりをくらいます。周囲は巻き込まれたくないので、表面的な付き合いに留まりますが、本人はまるで気付いてないタイプです。

きちんと決断する人

柔和な物腰の上司がいました。相談事にも乗ってくれるし、部下のことも良く理解しています。しかし、大切な決断は何一つしようとはしませんでした。すべて部下に決めさせるのです。最初は任せてくれているんだ、信頼されているんだ、と皆喜んでいましたが、これは上司が決断すべきでしょう、という案件に対しても、いろいろな言い訳を付けて部下に判断させるので、だんだんと皆も分かってきました。部下を信頼して任せているのではなく、うまくいかなかった時、自分の判断でこうなった、と言われる事から逃げていたのです。特に上司なら、きちんと決断できる人と一緒に仕事をしたいですね。

以上、一緒に仕事をしたいと思う方の特徴を5つ挙げてみました。
自分も「一緒に仕事したい」と思ってもらえるよう、努力していきたいものです。

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