ビジネスマナーの基本

1-1. スーツをクリーニングに出す頻度&お手入れ方法を紹介

ビジネスマンに欠かせないスーツ。
制服のように毎日着ている人もいれば、年に数回という人もいるでしょう。
スーツがヨレヨレだったり、汚れていたりすると、相手への印象が悪くなってしまったり、「この人、大丈夫かな?」と信頼度を下げてしまったりします。

でも、決して安くないスーツですから、頻繁に買い替えるのは難しいという人も多いと思います。
そこで、今回はスーツをクリーニングに出すべき頻度、毎日のお手入れ方法を紹介します。
スーツを清潔に、そしてできるだけ長く愛用できるよう、ポイントを押さえてくださいね。

【目次】
・スーツをクリーニングに出す頻度は?
・スーツをクリーニングに出す時のポイント
・クリーニング後の保管方法
・毎日のお手入れ方法

スーツをクリーニングに出す頻度は?

「スーツを出す頻度」といっても、季節や汗の量によって変わってきます。
汗の量が増える夏は2週間に1回、冬は1シーズンに1回というのが一般的です。
冬は夏に比べるとかなり頻度が下がっていますが、それはスーツの生地を傷めないため。
秋冬のスーツは、ウール・ツイード・フランネルなど、繊細な生地を使っていることが多いのです。

上記の頻度はあくまでも目安なので、汗の量が多い人はもう少し短いスパンでクリーニングに出しても良いですね。
また、食べ物・飲み物をこぼしてしまうというアクシデントがあれば、シミになってしまう前に、急いでクリーニングに出すようにしましょう。

スーツをクリーニングに出す時のポイント

スーツをクリーニングに出す時、気を付けておきたいことがあります。
「ただクリーニングに出せばいいのでは?」と思っていると、仕上がりに影響することもあるので、注意してくださいね。

ポイント1:ジャケットとズボン(スラックス・スカート)はセットで出す

実は、スーツのジャケットとボトムはセットで出すのが鉄則!

「ジャケットは脱いでいることが多かったし、クリーニング代がもったいないから…」
と思うこともあるかもしれませんが、個別で出すのはおすすめできません。

なぜなら、クリーニングに出すことで少なからず、生地には風合いの変化があるからです。
濃い色のスーツなら、ほんの僅かですが色落ちする可能性も…。
そのため、片方だけクリーニングに出すと、色や風合いで差が出てしまうことが心配なのです。
スーツの上下で色や風合いが異なってしまったら、せっかくのスーツが台無し!
そんなことが起きないよう、ジャケットとボトムはセットで出すようにしましょう。

ポイント2:シミ・傷などを事前確認&注文時に伝える

クリーニングに出す前にシミ・傷などは必ずチェックしましょう。
これはスーツ以外の衣類を出す時も同様です。
「気になるシミがあるのに、落としてもらえなかった」ということが無いように、しっかり伝えましょう。

お店によってシミ抜きが有料な場合もあるので、その点も確認しましょう。
傷の確認は事前にしっかりしておくことで、クリーニングに出したことで傷がついてしまった場合に指摘することができます。

事前確認をしていないと、もともと傷があったのか、クリーニング店側のミスなのかが分からず泣き寝入りすることになってしまうので、気を付けましょう。

ポイント3:水洗い(ウェットクリーニング)が可能な場合は、水洗いもお願いする

クリーニングには「ドライクリーニング」と「水洗い」があります。
ドライクリーニングは水を使わずに有機溶剤で洗う方法で、衣類の型崩れや縮みを起こしにくい洗い方です。
油性の汚れやシミを落とすのに合っていて、ウールのコートやスーツ類はドライクリーニングが適しています。

ただし、ドライクリーニングは汗などの水溶性の汚れが落ちにくいのがデメリット。
夏などは、スーツも汗で汚れているので、ドライクリーニングに加え、水洗いも一緒にお願いすると清潔に着られます。

ポイント4:ポケットの中に何も入っていないことを確認する

スーツはポケットが多いので、思わぬところに物やお金などが入っていることも。
お店でも確認されますが、見落としが無いとは限らないので、しっかりチェックしておきましょう。

クリーニング後の保管方法

クリーニングから戻って来たスーツは、ビニール袋で包装されていることが多いと思います。
ただし、そのままでは通気性が悪い状態なので、ビニール袋から出して湿気をとってから保管するようにしましょう。
ホコリがつくのが気になる場合は、通気性の良い不織布のスーツ用カバーを使用するのがおすすめです。

毎日のお手入れ方法

スーツはクリーニングに出すことでキレイにできますが、毎日のお手入れも長く愛用する上で大切です。
まず、スーツを脱いだら、ハンガーにかけてシワにならないようにしましょう。
ハンガーはスーツの肩幅に合った、厚みのあるものが良いです。

そして、ホコリなどの汚れを衣類用のブラシでブラッシングして落とすのも大切です。
スーツは日光で色褪せてしまうので、保管する場所は日光の当たらない場所へ。
湿気もカビの原因になるので、乾燥した場所にしましょう。

執筆・監修【宅クリ編集部】なみ

主婦歴約10年。ライターとして働きながら育児に奮闘中。時短&ラク家事の情報が大好物。 普通ならクリーニングに出すべきアイテムも一度は自宅でチャレンジするのがモットー!運営している「宅配クリーニングの比較ランキング」のサイトでは、お家クリーニングの方法やどんな結果になったかを、失敗談も含め紹介しています。

メニュー

AD

▲ PAGE TOP 

Copyright ビジネスマナーの基本 All Rights Reserved.